人気の海外移住先
いつかは海外移住をしたいと考えていても、どの国にしようかと悩んでいる方もいるかもしれません。今回は、日本で人気の海外移住先について、「ロングステイ希望国・地域2019」を参考に、各国の魅力をさまざまな面からご紹介します。
マレーシア
長年、定住者の誘致を進めてきたマレーシアは、移住先としてかなり人気の高い国です。日本と近い気候、物価の安さ、食べ物のおいしさ、治安の良さといった魅力が多く、14年連続でロングステイ希望国としてトップをキープしています。常夏の国で、ムスリムの多い国でもあり、穏やかな性格の人が多いというイメージがあります。2020年にMM2H(外国籍のための長期滞在ビザ)の条件が厳しくなり、定期預金額100万リンギット(約3,000万円)・月収4万リンギット(約120万円)という条件から、どちらかというと富裕層向けの移住先となっています。
タイ
日本人が多く移住している人気の国がタイです。交通機関が発達していて便利に暮らせます。また、日本人街もあって、日本で馴染み深いチェーン店が軒を連ねています。日常生活ができるくらいにはタイ語を習得する必要はありますが、日本語が通用するエリアがあるというのは嬉しいポイントではないでしょうか。外食文化が盛んで、フードコートや屋台で安く食事を済ませられます。
シンガポール
タイやマレーシアと並んで移住先候補として挙げられる国がシンガポールです。著名人がシンガポール移住を行なって話題にもなりました。税制優遇措置を推進しているほか、シンガポールで起業する方向けのビザを発行するなど、新天地で新しいチャレンジをしたい優秀な人材を積極的に受け入れているのが特徴です。国土は東京23区と同じくらいであるため、日本よりも公共交通機関が整備されており、非常に利便性の高い国として知られています。また、公用語のひとつが英語なので、コミュニケーションがしやすいというメリットもあります。
フィリピン
フィリピンは永住権が取りやすい国として知られています。35歳以上であれば、特別居住退職者ビザ(SRRV)を申請できます。取得できれば自由に出入国が可能です。日本からのアクセスがよく、飛行機で3~4時間飛べば到着するという近さであるため、日本にもビジネスを展開している方には過ごしやすいでしょう。
インドネシア
インドネシアは移住先としてそれほどメジャーとは言えませんが、ロングステイ希望国で10位以内に入るほど、訪れる方にとっては魅力的な国です。物価が安く、お手伝いさんを雇っても日本での生活費を大きく上回ることはありません。人口の約半数は若年層で占められており、今後の経済成長が期待される国でもあります。