1. >
  2. >
  3. 「フェラーリ」は節税対策になる?

「フェラーリ」は節税対策になる?

「富裕層がフェラーリを持つのは、見栄ではなくて節税対策のため」という話を聞いたことがあるかもしれません。実際、フェラーリは節税対策になるのかどうかについて解説します。 なお、実際に節税対策を講じる場合は、必ず税務の専門家にご相談ください。

フェラーリは経費で落とせる?

フェラーリは2ドアのスポーツタイプで、明らかに趣味のためにあるような車です。

とても経費には認められないのではないか、と思っている方もいるかもしれません。

確かに、社長が社用車として使う車にも、何となく線引きされてはいます。クラウンやレクサスは問題ないと思われていますが、フェラーリやベンツは無理かもしれない、という感覚をお持ちの方もいるでしょう。

しかし、車種については税法として明記されているわけではありませんし、そもそも社用車と車自体の趣味性には関連はありません。相応の理由があれば、フェラーリでも認められることがあります。

つまり、フェラーリを社用車として、もしくは独立・起業している状態にして、事業のために使用していると認められさえすれば、経費で落とすことも可能ということ。経費で落とせれば課税所得を圧縮できるため、節税に繋がります。

実際、一度はフェラーリの経費計上が認められなかったものの、通勤・巡回のためにフェラーリを使っていたとして裁決が覆り、フェラーリが減価償却資産として認められたという事例もあります。

どういうときにフェラーリが経費になるのか

経費で落とすためには、事業用として使っていることが、客観的に見て明らかな状況を作る必要があります。

例えば、通勤・支店巡回・クライアント訪問に使っていると示すために、日報や運行記録を残しておくとよさそうです。もし外車を何台か持っていたら、その全てを計上するのではなく、フェラーリだけを減価償却資産として計上するのも良いかもしれません。社用車と趣味の車は別なのだと客観的に明らかであれば、会社用と認められやすくなるからです。

福利厚生として計上したいなら、福利厚生の利用規定に明記し、社用のフェラーリに社員が定期的に乗っている記録を取っておくという手段があります。

フェラーリの減価償却

車の法定耐用年数は、新車だと普通車6年、軽自動車が4年となっています。

中古車は新車よりも法定耐用年数が短くなる一方で、1年のうちにより多くの経費(減価償却費)を計上できるという点でメリットがあります。フェラーリを経費に載せるなら、新車ではなく中古車のほうがメリットが大きいでしょう。

「中古車は4年落ちがいい」といった話を聞いたことがあるかと思いますが、これも、法定年数と経過年数の調整によって、条件が揃えば即時償却(減価償却1年)ができるようになるからです。

中古車を買い、手放すなどうまくリサイクルさせていくためには、情報を共有できる高級車専門の中古買取ショップを持つことが大事です。フェラーリを減価償却資産に死体場合は、下記のような専門店を頼ってみましょう。

参考:フェラーリ|買取|エーリストガレージ